政治家インタビュー

「はじめまして」から
「あの人知っている!」に。
ボネクタ・YouTube広告で実感したプラス900票。

愛知県議会議員 平松利英さん

愛知県議会議員
平松 利英さん

編集部:

ネット選挙の解禁から10年が経ちますが、まだまだネットに力を入れていない候補者もいる中で、なぜ平松さんはネットの発信に力を入れているのですか。

平松氏:

県議に当選して改めて地盤づくりをしようと考えた矢先、コロナ禍になりました。高齢者に対しては紙媒体の県政報告、若い世代に対してはフェイスブックなどのSNSで毎日、政治活動を発信していました。でも、その投稿を見てくれるのは元々、私をフォローしてくれている支援者たちが大半。どれだけ努力しても、閲覧者数は多い日でも800人程度で悩んでいたところ、出会ったのが「ボネクタ」でした。

編集部:

効果は表れましたか。

平松氏:

特にインパクトがあったのが、YouTube上のターゲティング広告でした。動画を作って「直ぐ動く!結果を出す!」というキャッチコピーでPRしているんですが、その後、街宣活動でキャッチコピーを発していると、住民の皆さんがくすくすと笑いながら、「あの声、YouTubeで出てきた人だ」と振り向いてくれるんです。若い人に浸透しているな、と思いました。
街頭で政策を訴えても、「初めまして」ではなくて、「あの人、知っている」と思ってくれるんです。これは、「かなりインパクトがあるな」と。ポスターや看板という静止画ではなくて、動きがあるから伝わりやすかったのかもしれません。
全国的に投票率が下がり票を減らす候補者が多い中で、私は900票を上積みすることができました。ネット選挙に力を入れた効果だと思っています。

編集部:

平松さんほど、ネットの活用に力を入れる政治家はそう多くないのでは。

平松氏:

やらずに落選して後悔したくないから、やれることは全部やろうと(笑)。選挙期間中に演説会や街宣活動を精力的にこなしても2千~3千人しか会えない。ビラを配っても、読んでくれるのは高齢の方が多い。一方で、ネットでキャッチコピーを宣伝しているだけでもダメです。しかし実際の活動とつながれば「あの人だ」となって1票につながる。何か1つだけではダメで、作戦の積み重ねがあって「1票」の効果が出るのかな、と思っています。

2023.05.11 取材